説教のリアルタイム翻訳

講壇の言葉を、一人ひとりのスマートフォンへ

説教のリアルタイム翻訳は、あとで録音を聞くのではなく、説教が語られているその場で、会衆が自分の言語で内容を追える仕組みです。マイクからスマートフォンに届くまでの流れと、翻訳の質を左右する要因をご説明します。

音声から翻訳になるまでの3段階

  1. 音声認識:配信担当者のパソコンから送られた音声を、説教者が話している言語で文字に起こします。担当者は、操作画面で文字起こしをリアルタイムに確認できます。
  2. 文の区切りを検出:説教者が一文を話し終えるか、間を置いたところで文を区切ります。文全体を扱うことで、文脈を踏まえ、適切な文法や語順で訳しやすくなります。
  3. 翻訳して届ける:区切られた文を、会衆が選んだ各言語へ翻訳し、スマートフォンに送ります。字幕として表示され、音声がオンの場合は読み上げられます。

単語ごとではなく一文ずつ処理するため、話し終えて少し経ってから翻訳が表示されます。長くつながった文は、短い文より届くまでに時間がかかります。

認識や翻訳の精度に関わること

要因翻訳への影響できる工夫
音声の質聞き取りの誤りが、そのまま翻訳にも影響します。会場に置いたパソコンのマイクより、音響卓から直接音声を取り込む方法が適しています。
話し方文末がはっきりすると、適切な位置で文を区切れます。文を言い切り、話題の区切りで短く間を置いてください。
人名・地名・聖書箇所固有名詞や教会特有の言葉は、聞き取りを間違えやすいものです。聖書箇所は「ヨハネの福音書3章16節」のように、書名・章・節を省略せずに伝えてください。
慣用句やユーモア言葉遊びや地域独特の言い回しは、翻訳では伝わりにくいことがあります。たとえを使ったあとに、平易な言葉でも言い換えてください。
音楽や周囲の声歌詞や背後の会話も、文字起こしに入る場合があります。礼拝の中で、言葉を語る部分を中心に配信してください。

説教者は、文を言い切ること、聖書箇所を省略しないこと、たとえを言い換えることを意識すると、翻訳を届けやすくなります。

翻訳を利用する方が自分で調整できること

  • 字幕を読む、スマートフォンの音声を聞く、または両方を使う。
  • 翻訳の下に原文を表示する。複数の言語を使うご家族や、言葉を学んでいる方に役立ちます。
  • 文字の大きさや表示モードを変える。時刻を表示しておけば、あとでメモと照らし合わせられます。

人による通訳が適している場面

機械翻訳は、教えやお知らせ、説教の多くの場面に役立ちます。ただし、認識や翻訳には誤りが生じる場合があります。誓約、洗礼式での問いかけ、牧会相談など、一つひとつの言葉に法的・牧会的な重みがある場面では、信頼できる通訳者にお願いする方が適しています。説教にはAI翻訳を使い、個人的なやり取りは両方の言語がわかる教会員が支えるなど、併用する教会もあります。

導入方法を検討する際は、料金ページの比較も参考にしてください。

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